現在販売されている
最新のスマートグラスについて、
この記事ではまとめています。
・実際、便利なのか?よく使われている用途は?
・スマートグラスのメリット&注意点
・スマートグラス&ウェアラブルデバイスの違い
について、詳しく解説しています。
最も人気の主要な
スマートグラスとして下記の
2つが有力です。
国内製:エプソンMoverioのスマートグラス
海外製:Vuzixのスマートグラス
最新の情報をまとめていますので、
ぜひ最後までご確認ください。
最新更新記事
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スマートグラスとは?簡単に解説すると・・・
近年、ニュースやネットで各社が「スマートグラス」の販売を開始しています。
「そもそもスマートグラスとは?」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたのために、ここではスマートグラスについて、簡単に解説していきます。
スマートグラスとは??
スマートグラスとは、現在、5感のうちの「見ること」と「聞くこと」に特化した製品です。
機能を比較する際には、まず「映像」と「音声」の2つの機能について比較してみることがオススメです。
その次に重要なのは、連携機能です。
個人向けの場合なら、どんな端末と連携できるのか?は、チェックしておいたほうが良いでしょう。
法人向けの場合は、Zoomとの連携などなんらかのWebシステムとの連携が必須です。理由としては、法人の場合スマートグラス単体で作業支援はほぼ不可能だからです。
法人向けの場合の比較方法について、詳しくはこちらの記事をご参考に!
スマートグラスの歴史
引用:Google Glass公式サイト Enterprise Edition 2
※リンク先から直接購入は出来ません。
見積もり等は、IBS JAPANなどから可能。
スマートグラスといえば、GoogleがGoogle Glassを開発・リリースしたのが2013年。
これより以前から研究開発はされてきたのですが、Google Glassは世間に広くその存在が認知されたきっかけになりました。
これ以降、現在に至るまで、様々な企業が独自に開発し自社製品をリリースしています。
2013年に大変話題になったグーグルグラスですが、現在、『Enterprise Edition 2』としての法人のスマートグラスのみ販売されています。
(IBS JAPANなどの代理店経由で、見積り後の購入が必要です。)
スマートグラスの種類
引用:VUZIX PDF資料
連携機能の多い法人向けスマートグラス
スマートグラスと一口に言ってもその機能は様々。
実は、大きく2種類存在します。
価格帯 | |
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①スマートグラス (ディスプレイのみ) | 5~10万円程度 |
②スマートグラス (スマートフォン等の 連携機能付) | 20~100万程度 まで幅広い |
①のような製品は、ディスプレイのみですので価格が安い反面、スマートグラス自体に様々な連携のための機能はついていないのが特徴です。
※映像などを再生するのみで、共有が出来ません。
②のような製品は、スマートグラス自体に小さなパソコンを積み込んでいるため、様々な機能がついているのが特徴です。
個人・法人ともに、安価な商品を選んでしまうと、スマートグラス自体に求めている機能が不足してしまうこともあります。
法人の製品をお探しの際は、
法人向けのスマートグラスについての厳選比較と選び方
についても解説しています。
スマートグラスは実際どんな場面で使われているか?
引用:エプソン公式サイト 両眼シースルー
スマートグラス「MOVERIO」
個人向けスマートグラス:よく使われる目的は?
個人使用の場合 |
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スマートグラスの使用場面は、個人向け(個人使用)と法人向け(産業使用)で異なります。
まずは、イメージしやすい個人での使用場面を見てみましょう。
Bluetoothで手持ちのスマートフォンと連携することで、スマートグラスの画面越しにスマホのアプリを投影することができます。
この機能を使って、映画鑑賞やネットサーフィンなどに用いられることが多いです。
またスポーツ時に、トレーニングの強度を測ったり、外部計測機器と連携し心拍などのヘルスケア情報を記録することも可能な製品も販売されています。
法人向けスマートグラス:よく使われる目的は?
法人使用の場合 |
|
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法人向けスマートグラスの場合、業種ごとに使われ方が異なります。
共通点としては、
・遠隔地から現場が見ることができることにより、管理者が現場にいかなくていい
・現場の若手も安心して作業することができること
・スマートグラス活用によりコストが削減できること
が導入メリットです。
現場の方が装着するにあたって、ハンズフリーで使えるという点も強みですね。
特に、送電鉄塔 の高所作業をはじめ電力業務など、両手が塞がると危険あるいは作業ができない現場では、安全性を確保できるため活躍が期待されます。
また、COVID-19により海外出張が行けない中、海外の製品の検品作業や現場の進捗確認を、現場のスタッフにスマートグラスを装着してもらい、日本から指示を出すことで出張費を全くかけずに、これまで通りの納期を実現している事例もあります。
スマートグラスの主な用途
個人使用の場合は、スマートフォンやスマートウォッチの拡張デバイスとして使われる事が多いスマートグラス。
産業使用の場合は、現場の遠隔作業支援、現場のDX化に用いられています。
また、現在の社会情勢下では、接触回避にも需要が出てきています。
スマートグラスを仕事で使うと便利な理由
スマートグラスが便利な理由は…
ズバリ、『遠隔地から手軽にライブ映像を見てコミュニケーションを取ることができることによる生産性アップ』です。
どうしてもメールや電話では、伝えきれないことがたくさんあり、何度も何度もやり取りが必要になってしまいませんか?
スマートグラスを導入すると、現場をライブで見ることができるので、これまで1時間かかっていたことも数分で解決することがあります。
また、管理者がたくさんの現場を担当している場合、管理者の負担軽減になるとともに、現場の若手作業員も安心して現場に行くことができます。
やり取りを動画で残せるスマートグラスならば、マニュアルづくりに一役買うことも…!
スマートグラスを仕事で使うと様々な側面で、生産性アップを実現しています。
スマートグラスのメリット&デメリット
注意点を解説!
スマートグラス導入のメリット&デメリットを、法人と個人に分けて整理します。
法人向けスマートグラスのメリット
- 遠隔地に管理者が行く必要がない(時間とお金の節約)
- 若手作業者も遠隔地のベテランにすぐに頼れるので安心して現場に行ける
- 録画機能があるスマートグラスについては、動画マニュアルの作成がカンタン
法人向けスマートグラスのデメリット
- 通信環境が悪い場所では使えない
- 製品によっては再接続に手間がかかる
- 情報セキュリティ上の課題が生じることがある
【法人向けスマートグラスを購入する理由って??】
・海外への出張費などのコストが削減できるから
・200グラム以下の軽くて手軽に扱えるスマートグラスなら、業務効率化にすぐに役立つから
・遠隔地でも、現場にいるような臨場感なので、業務支援できるから
・製造業のピッキング業務や、マニュアルの共有の際に、瞬時に必要な情報共有が可能だから
・Zoomなどの連携機能を活かせば、最大99人との同時通話が可能なので、共同作業がはかどるため
・現場の仕事のDX化による業務の円滑化と、作業を楽にかつ安全に行う取組みが求められているため
個人向けスマートグラスのメリット
- スマートフォンと異なり取り出すことなく操作ができる
- スマートウォッチと異なりハンズフリーで操作できる
- 大画面液晶テレビと異なり、大画面&高精細の映像が比較的安価に手に入る。
- ゲームを楽しむ際は、VR・ARなどにより、より高い没入感を得られる。
個人向けスマートグラスのデメリット
- バッテリーの持ちがまだまだ短い(6時間程度~)
- 重いため装着時に違和感がある製品もある
- 酔うことがある
- 高価格
【個人向けスマートグラスを購入する理由って??】
・新しいものが好きだから。
・臨場感のある映像を大画面で楽しみたい。
・ゲームなどスマートグラスで楽しめる機能を試してみたい。
・VR・ARに興味がある。
このように、法人と個人ではスマートグラスの用途が異なるため、メリット&デメリットも少し異なります。
個人での導入については、まだまだ価格が高く使いづらい点がある反面、ハンズフリーで楽しめる新しいデバイスです。
法人での導入は、遠隔作業支援システムとしての導入により、大幅な生産性向上が見込めます。
注意点としては、Wi-Fiが届かない特定の環境では事前にデモ体験などをしておくことがオススメです。
特に、ポケットWiFIなどとの接続が出来るスマートグラスであれば、ほとんどの環境に対応できます。
また、機密性の高い情報を取り扱う部署においては、録画やスクリーンショットなどにより情報が漏洩することがないように事前に規定づくりをしておくと、運用者としてのリスクに備えることが出来ます。
スマートグラス&ウェアラブルデバイスの違いを解説
さて、スマートグラスがどんなものなのかイメージできたところで、「似たような言葉でウェアラブルデバイスがあるような…違いって何?」と思われた方はいませんか。
ここでは、スマートグラスとウェアラブルデバイスの違いについて解説していきます。
ウェアラブルデバイスとは?
ウェアラブルデバイスとは、その名の通り、『装着ができる機器』のこと。
手首に装着するスマートウォッチ、頭に装着するスマートグラスなどが含まれます。
以前は、コンピューターを構成する1つ1つの部品が大きかったため、コンピューターが搭載されているこれらの機器を持ち運ぶことができませんでした。
しかし、技術が進んだことによって機器が小型化し、持ち運べるようになりました。
その用途は広く、スマートフォンと連動して連絡を受診したり、運動の記録をしたりと様々。
今後、ますます開発が進んでいくことが予想されます。
※「スマートグラス」と「ウェアラブルデバイス」は混同されて紹介されていることもありますが、機能や目的を整理しておくと、商品を選ぶ際も迷うことが減ります。
「法人スマートグラス」の選び方については、この記事で紹介しています。
スマートグラスについてのまとめ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
今回の記事では、スマートグラスとはどんなものなのかについて、その歴史・種類・用途・便利な理由について解説しました。
- 2013年頃から盛んになった製品
- ディスプレイがメガネの先についているものとパソコンがメガネの先についているものの大きく2種類がある
- 個人使用の場合は、映像などを見るレジャー目的の使用が主
- 法人使用の場合は遠隔作業支援システムとして導入される事が多い
- 法人で導入する場合は、大幅な生産性向上につながる例がある
また、メリット&デメリットも徹底解説しました。
この記事を読めば、これまでスマートグラスを知らなかった方もスマートグラスの全体像をご理解いただけるのではないかと思います。
これからも、あなたの役に立つようなスマートグラスに関する記事を定期的にアップロードしていきますので、また来てくださいね。
それでは、また次の記事で。