研究所所長
・最新の『Facebookスマートグラス』
についての話題と
商品情報について、
まとめています。
『Facebookスマートグラス』は、
Rayban製の製品が
2021年に発売され話題になりました。
現状、
「Meta Quest」(旧「Oculus Quest from Facebook」)
などのVRグラス以外では、
レイバンモデル(Rayban製の製品)のみが
「スマートグラス」として
発売されています。
法人向けのスマートグラスについては、
下記、記事などをご確認ください。
・【最新】法人向け最新スマートグラス厳選比較15選&選び方
2021年に発売されたFacebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」のまとめ
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」を試す–いろいろな点で既視感・Ray-Ban Storiesにはがっかりするほど目新しさがない。
・拡張現実(AR)機能は全く備えておらず、内蔵ディスプレイもない。
・本機は他のスマートグラスがすでに備えていたテクノロジーを混ぜ合わせたものにすぎない。つまり、カメラとマイク、スピーカーを内蔵したメガネ、ヘッドホンとカメラ機能が一体になったスマートグラス、まぁ大体そんなところ。
・メガネとしてのデザイン:限りなく普通。
・オーディオとカメラの品質:まずOKという程度。
・プライバシーの問題:スパイメガネにならないか。
・今のところ、Ray-Ban Storiesの最大のウリは、それがRay-Banブランドのサングラスだということ。
出典:CNET
【レビュー】フェイスブックのスマートグラス「Ray-Ban Stories」は「おもちゃ」レベルを超えている
・アイウェア大手の仏EssilorLuxottica(エシロール・ルクソティカ)と提携して作られたこのメガネは、Facebookがこれまで販売したものの中でも最も基本的なデバイス。
・299ドル(約3万2900円)のRay-Ban Storiesの特徴の1つは、ほとんど目立たないように着用できること。
・周囲の人が気づく可能性が高いのは、メガネのフレームをタップしてメガネを制御するときだ。右側のアーム上のボタンを押すと30秒の動画が撮影され、長押しすると写真を撮ることができる。また「Hey Facebook、take a video(ヘイ、フェイスブック。ビデオを撮影)」という音声コマンドを使うこともできる。
・オーディオはおそらくこのメガネの中で最も興味深い部分だ。このニアイヤー(耳近傍)スピーカーは、静かな空間ではその品質に驚かされるが、騒がしい環境にいると不満を感じるだろう。
・今回のハードウェアは、長年に渡って徐々に認識は高まってきたものの、基本的にはVRに無関心な人々に販売することから学んだ機能と教訓を凝縮したものだ。出典:techcrunch
話題のFacebookのスマートグラスを購入、まずは外観をチェック
・販売するのは、米国とカナダ、英国、イタリア、アイルランド、オーストラリア。オンラインに加え、店舗でも販売する。複数のモデルがあり、価格は299米ドルから。
・フェイスブックは、現実空間に合うように映像を重ねて表示するAR(Augmented Reality)機能を備えた眼鏡型端末、いわゆるARグラスの開発に注力している。だが、Ray-Ban StoriesはAR機能には対応せず、写真や動画の撮影に重きを置く。そのため、「ARグラス」ではなく、「スマートグラス」と銘打っている。
・カメラは左右のレンズ横に1つずつ、合計2個搭載する。画素数はいずれも500万画素である。このカメラを使い、周囲の様子を写真や動画として撮影できる。動画は最大30秒。操作は、右側のつるに搭載した静電容量方式のタッチセンサーまたは、音声入力で行う。周囲へのプライバシーに配慮し、本体の白色LEDを点灯させて周りの人に撮影中だと分かるようにしている。
出典:xtech
フェイスブック、スマートグラスを発売…レイバンと共同開発
・フェイスブック(Facebook)は2021年9月9日、スマートグラス「Ray-Ban Stories」を発売した。20種類のスタイルの組み合わせが可能で、価格は299ドルから。
・フェイスブックのスマートグラスは、レイバンのクラシックなウェイファーラーのデザインを生かしたものだが、すでにプライバシーの問題が指摘されている。
・フェイスブックは自社のウェブサイトで、このメガネは「プライバシーを考慮して設計された」と述べている。しかし、ニューヨーク・タイムズが指摘したように、同社が「第三者」であるとするプライバシー専門家の1人は、フェイスブックが資金提供している組織「Future of Privacy Forum」で働いている。フェイスブックは、メガネのプライバシーガイドラインを紹介するサイトを作成した。出典:xtech
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」発売 299ドルから
・デザインはRay-Banらしいクラシックなレイバンスタイル(ウェイファーラー、ウェイファーラーラージ、ラウンド、メテオ)を基本に20のバリエーションがあり、レンズもクリア、サン、トランジション、度付きなどから選べる。
・同社はこのスマートグラスを第一世代と位置づけている。将来的にはAR機能を搭載する計画だが、Ray-Ban Storiesは一人称視点での写真や動画の撮影や音楽再生、電話をかけることなどが可能なだけだ。
・マーク・ザッカーバーグCEOは発表動画(記事末に転載)で、「われわれは長い間、メガネが次世代のコンピューティングプラットフォームにおける重要な役割を担うと信じてきた」とし、「これは究極のARメガネ開発に向けた重要な一歩だと確信している。究極のARメガネ構築のためにはまだ多くの技術が必要だ」と語った。ARメガネでは、道案内や離れた場所にいる誰かとのチェスプレイなどができるし、それ以上に離れた人々と体験を共有できると語った。
https://www.youtube.com/watch?v=_uOFWU4o3tw&feature=emb_imp_woyt
出典:ITmedia
「Facebook」が発表したスマートグラス「レイバンストーリーズ」 その特徴を解説 Googleグラスの失敗を払拭できるか
・FACEBOOKのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は「自分の視点から映像経験を簡単にキャプチャして共有できるようなものを作りたかった。最高のスマートメガネを作るなら、すでに人気がある「レイバン」と連携して始めることが最適だと考えた」と語る。
・既にレイバンのホームページにも掲載されているが、残念ながら日本は利用可能圏外となっている。
レイバン公式 Ray-Ban Stories(日本)出典:ロボスタ
ここまで、2021年に発売されたFacebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」についての記事を引用してみました。
あらためて、『発売状況』『特徴』『機能』『デザイン』『プライバシー対応』『今後』について、まとめます。
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」を一言で表現するなら?
『カメラ&マイク&スピーカーを内蔵したメガネ』
『ヘッドホンとカメラ機能が一体になったスマートグラス』
※一般的なスマートグラスにある、「映像を視聴できるディスプレイ」が搭載されていない。
映像関連の機能は、カメラのみ。
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」の発売状況
・販売価格:299ドル(約3万2900円)
※ 20種類のスタイルの組み合わせが可能で、複数のモデルがある。
・米国とカナダ、英国、イタリア、アイルランド、オーストラリア。
※ オンラインに加え、店舗でも販売する。
・既にレイバンのホームページにも掲載されているが、残念ながら日本は利用可能圏外。
※日本未発売で日本未入荷
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」の特徴
・拡張現実(AR)機能は全く備えておらず、内蔵ディスプレイは無い。
・スマートグラスではないような自然な見た目で、着用できる。
・写真や動画の撮影に重きを置く。そのため、「ARグラス」ではなく、「スマートグラス」と銘打っている。
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」の機能
・対応アプリ :Facebook Viewアプリ(iOS/Android)と連携
・カメラ :左右のレンズ横に1つずつ、合計2個搭載
・画素数 :500万画素
※写真と動画に対応
・動画 :最大30秒の撮影が可能
・操作性 :右側のつるに搭載した静電容量方式のタッチセンサーで行う。
※または、音声入力も可能
・音楽再生 :2つのマイクロスピーカーとマイクを搭載
・電話の受発信:音声でスマートグラスを操作できる。
アップルの「Siri」のようなFacebookアシスタント搭載
・プライバシー:周囲へのプライバシーに配慮し、本体の白色LEDを点灯させて周りの人に撮影中だと分かる。
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」のデザイン
・デザインの種類 :5色のカラーバリエーション (20のバリエーションがある)
レイバンスタイル(ウェイファーラー/ウェイファーラーラージ/ラウンド/メテオ)を基本とした展開。
・レンズの種類 :『クリア』『サン』『トランジション』『度付き』
・最大のウリは、『Ray-Banブランド』であり、レイバンのクラシックなウェイファーラーのデザインを生かしたデザインを採用している。
・デザインはRay-Banらしいクラシックなレイバンスタイル。
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」の今後
・同社はこのスマートグラスを第一世代と位置づけている。将来的にはAR機能を搭載する計画だが、Ray-Ban Storiesは一人称視点での写真や動画の撮影や音楽再生、電話をかけることなどが可能。
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」のプライバシー問題
フェイスブックのスマートグラス、欧州の規制当局がプライバシーに懸念表明
・問題となったのは、前述のうち「写真と動画の撮影」機能です。アイルランドのデータ保護機関DPC(Data Protection Commission)及びイタリアの同機関Garanteが、それぞれ懸念を示していることが分かっています。・特にDPCは、撮影を知らせるLEDについて「非常に小さい(very small)」と指摘。周囲の人々に自身が撮影されているリスクを認識させるには、不適切な仕組みだと主張しています。またフェイスブックがこの機能のフィールドテストを行ったか否かも、はっきりと示されていない、というのがDPCの見解です。
・DPCは以下のように述べています。「スマートフォンといった多くのデバイスが第三者を撮影できるという事実は受け入れられています。しかしそれはカメラやスマホが撮影中のデバイスとしてはっきり見えていて、撮影される人物が気づけるという場合のみです。(フェイスブックの)メガネには、撮影中に点灯する非常に小さなライトが付いています。しかしDPCもGaranteも、フェイスブック或いはレイバンが、このLEDが周囲に撮影を知らせるための有効な方法か、包括的なフィールドテストを行ったとは報告されていません」
・このような批判に対し、フェイスブックはどのように動いているのでしょうか。同社広報担当は、「アイルランドのDPCをリードレギュレーターとする法規制のパートナーと協力し、この新技術の仕組み、そしてどのようにコントロールできるか、人々の理解を促していきます」と表明しています。・コンシューマー向けのスマートグラスで配慮が不可欠なプライバシー問題。個人情報保護の規制が厳格な欧州とフェイスブックがどう向き合うのか、今後の展開にも注目です。
出典:MoguraVR
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」のプライバシー対応
・すでに写真と動画を許可なく撮影できるという点に対して、プライバシーの問題が指摘されている。
・フェイスブックは自社のウェブサイトで、このメガネは「プライバシーを考慮して設計された」と述べている。
・アイルランドのデータ保護機関DPC及びイタリアの同機関Garanteによる指摘として、撮影を知らせるLEDが「非常に小さい(very small)」ことが挙げられています。
・LEDが周囲に撮影を知らせるための有効な方法か、包括的なフィールドテストを行っていないことも、問題視されている。
・フェイスブックの広報担当は、「アイルランドのDPCをリードレギュレーターとする法規制のパートナーと協力し、この新技術の仕組み、そしてどのようにコントロールできるか、人々の理解を促していきます」と対応。
2021年に発売されたFacebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」の評価まとめ
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」は、デザイン面と「Ray-Ban」のブランド力によって支持されている面もあります。
Facebook公式からも、現状、日本未発売で日本未入荷のため、どうしても購入したい場合は、下記のような代理で販売しているサイト経由か、海外からの注文が必要になります。
出典:Yahooショッピング
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」はプライバシーの面で下記のような問題が指摘されており、注意が必要です。
・写真と動画を許可なく撮影できてしまうという点
・撮影を知らせるLEDが非常に小さく、撮影されている側が気づかないという点
その他の機能面の注意点としては、一般的なスマートグラスの機能の「映像を視聴できるディスプレイ」が無いため、『カメラ&マイク&スピーカーのみを内蔵したメガネ』として、割り切って購入出来る場合は、検討しても良い商品だと思います。
Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」は、第一世代と位置づけられているので、今後、さらに機能改善されれば、第二世代以降のFacebookスマートグラスへの期待は高まりそうです。