スマートグラス&ディスプレイの仕組み 法人向け/自作の取組事例5選

この記事では、
・スマートグラスやディスプレイの仕組み
・法人向けと自作の取組事例
について、まとめています。

2021年現在、販売されているスマートグラスについて、
その仕組みと実際に使われている事例を
紹介しています。

様々な用途・シーンで使われ始めていて、
2020年以降のコロナ禍でも、
改めて活用方法が見直されています。

ぜひ最後まで、ご確認ください。

 

一言でスマートグラスと言っても、実は種類がかなり豊富。

法人向けのスマートグラスの徹底比較については、こちらの記事も参照ください。

法人向け最新スマートグラス厳選比較15選&選び方まとめ

 

スマートグラス&ディスプレイの仕組み

スマートグラスのディスプレイの仕組みは、スマートフォンのディスプレイと、ほぼ同等と考えて間違いありません。

大きく分けると、「有機ELディスプレイ」と「液晶ディスプレイ」があります。

現在のスマートグラスは、
・AndroidOS
・iOS
・WindowOS
などのスマホやPCで使われるOSが搭載されています。

『スマートグラス本体側に、小さなコンピューターが内蔵されている』というイメージです。
言い換えれば、「スマホがメガネに埋め込まれている」のと同じぐらいの機能が実現できるのが、現在のスマートグラスです。


スマートグラスのディスプレイの仕組みに関連して、「スマートグラス」と「ARグラス」の違いをお伝えしておきます。

検索すると、これらのグラスは混ぜて解説されている記事が多いので注意してくださいね。

「スマートグラス」と「ARグラス」の違い

  それぞれの特徴

スマートグラス

特徴:『大きめのメガネの形』が多い。

ディスプレイが眼鏡についている。
眼鏡&ディスプレイに様々な機能が搭載されている
ARグラス

引用:MicroSoftのARグラス HoloLens 2

特徴:『ヘッドセット型の大きめの形状』が多い。

スマートグラスの機能に加えて、
現実に見えるものを認識する機能や、
現実には存在しないものを映し出す機能が搭載されている。

ARグラスには、現実世界のものとリンクする機能があります。

ARグラスは、スマートグラスとかなり異なる仕組みのものもありますので、また機会があれば別の記事でご紹介しますね。

ここでは、スマートグラスのディスプレイの仕組みについて解説していきます。

ディスプレイの種類 ~有機ELか液晶か?~

まず、液晶画面の種類が、大きく分けると有機ELの製品と液晶画面の製品があります。

  特徴
有機ELディスプレイ 有機エレクトルミネッセンスというディスプレイで高精細
ディスプレイそのものが光るためバックライトが必要ない。
液晶より画質が良く、かつ薄い。
液晶ディスプレイ バックライト方式なので、解像度に限界がある。
有機ELよりも安い。
有機ELと比べると画質がやや劣りサイズが大きめ。

上記が簡単な違いです。

有機ELと液晶の違いは、基本的にはテレビと同様です。

 

スマートグラスの画面については、最近の製品は有機ELを使用している場合がほとんど。

以前は液晶画面のものもありましたが、徐々に業界全体として有機ELにシフトしていっています。

例えば、業界大手のVuzixのグラスはM300というモデルは液晶ですが、最新のM400というモデルは有機ELです。

引用:VUZIX PDF資料

ディスプレイにPC画面が映る仕組み

スマートグラスの一部製品は、PC画面をスマートグラスの画面に映すことができます。

原理としては、スマートグラスとPCがインターネットのWiFI/無線LANで通信をしているため、PC側の画面をスマートグラス側にリアルタイムに映すことができます。

Zoom経由で、パソコンとスマホで会話ができるのと同じような感覚で、『パソコン』と『スマートグラス』は、現在では簡単に接続することが可能です。

 

※スマートグラスのディスプレイは、ディスプレイのみの場合と小さなスマートフォンが眼鏡についている状態のものがあります。詳しくはこちら

後者の場合は、スマートフォンの小さい画面ですので、PCと通信しPC画面を映すことが出来ます。

法人向けスマートグラスの活用事例


・法人向けスマートグラスの業種ごとの活用事例

・スマートグラスで解決出来ること

 について、重要な項目のみを表にまとめました。

 

解決ジャンル スマートグラスで
解決出来ること


トラブル対応

 ① トラブル&復旧への即時対応


コスト削減

 ② コスト&工数の削減
 (出張費/作業人数/作業時間)
 ③ 作業効率化・生産性の向上
 ④ 人材の最適配置
 ⑤ 録画による業務報告の簡略化


ナレッジ蓄積・ノウハウ共有

 ⑥ ベテラン社員によるノウハウ支援/サポート
 ⑦ 遠隔地とのリアルタイム現場確認
 ⑧ 作業方法・手順の録画/情報共有/マニュアル化
 ⑨ 社内教育・研修コンテンツの継続的な改善


安全性

 ⑩ 両手がフリーになることでの安全性向上

 

【業種別】
建設現場 遠隔作業支援(ARガイド表示)
動画記録・マニュアル参照
工事施工の確認
鉄鋼 遠隔作業支援(ARガイド表示)
動画記録・マニュアル参照
流通 ピッキング作業(ARガイド表示)
動画記録・マニュアル参照
点検/保守
警備 遠隔作業支援(ARガイド表示)
動画記録・マニュアル参照
点検/保守/・救急
製造 ピッキング作業(ARガイド表示)
動画記録・マニュアル参照
組み立て/生産管理
医療現場

救急搬送時のER
集中治療室/緊急治療室
最先端医療技術とのコラボレーション
遠隔医療・WEB&電話会議

自治体 遠隔作業支援(ARガイド表示)
動画記録・マニュアル参照

 

法人の場合のスマートグラスの事例や、業種ごとの便利な活用のされ方については、下記の記事にさらに詳しくまとめています。


国内のスマートグラス活用事例&できること&遠隔作業支援
https://5saz.com/?p=2356
ぜひ、ご確認下さい!

 

自作スマートグラスの取組事例 5選

 

自作の例としては、グラス本体を購入して自作している方や、いろいろなものを組み合わせてスマートグラスを自作している方がいます。

ここではDIYでスマートグラスを自作した例についてご紹介します。

まずエンジニアの方が、サバゲーシステムのためのスマートグラスを自作されています。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

 

①3Dプリンターでスマートグラスを自作してしまった人の事例

経緯や作り方をとても丁寧にブログで解説してくださっています。

作りたい人はブログ記事を見ながら自作するのもいいかもしれません。

 

②自作スマートグラスについてTwitterで発信していたら既製品を借りられた方のお話

この例のように、情報発信していたらチャンスが舞い降りてくることもありますよね。

ウェアラブルディスプレイ “Vufine”
  • 眼鏡に取り付けるタイプの非透過型ディスプレイです。
  • あくまでディスプレイ機能に限定されており、空間認識やハンドジェスチャー、実在空間と3Dモデルの重ね合わせなど、いわゆるARグラスと呼ばれる機能はありません。
  • スマートフォン、ビデオカメラ、PCなどの映像を表示することができます。ドローンの操作用モニタなんてのも想定しているようです。
  • 現行の第2世代のVufine+でいくつか改善点があるようですが、お借りしたのは第1世代のVufineです。

ウェアラブルディスプレイ 『Vufine』を借りて、自作した上で、iPhoneの画面をスマートグラス上に投影できたという内容です!


③ラズベリーパイで自作したスマートグラスのコンテスト出品事例

「みんなのラズパイコンテスト2016」全受賞作品

電子工作などが好きな方は、参考になるかも。

④自作竹の板を削り出して、自作したスマートグラス(設計図付き)

ターンバイターン方式のナビゲーションができる自作スマートグラス、設計図なども公開中

 CADデータや回路図など、制作に必要な情報がGitHubで公開されています。

⑤スマートフォンを自作ARグラスにしてしまうキットの紹介

引用:息子と一緒に Makers

これは、紙製の手作りだけど、簡単にできそう…!

 

このように、スマートグラスを個人利用するにあたって、自作される方も一定数いらっしゃる様子。

ものづくりが好きな方はチャレンジしてみるのも、良いかもしれません。

 

スマートグラスの仕組みについてのまとめ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


今回の記事では、スマートグラスのディスプレイの仕組みや自作スマートグラス、法人での活用事例について解説しました。

  • スマートグラスとARグラスの違い
  • スマートグラスのディスプレイの種類と仕組み
  • 自作スマートグラスの例
  • 法人の導入例

この記事を読めば、スマートグラスのディスプレイの仕組みを中心にご理解いただけたのではないかと思います。


これからも、あなたの役に立つようなスマートグラスに関する記事を定期的にアップロードしています!


それでは、また次の記事で。