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Author: 武井理
現場監督にスマートグラスが最適な理由
現場監督がスマートグラスを活用すべき4つの理由 こんにちはシンクロアイズ専属ライターの小松です。私は現役の 売上規模100億円。社員数200人の会社の現場監督です。私は2007年から現在まで15年以上工事に従事しています。会社を背負って現場に責任者として立つのはなかなか緊張感があります。順調に工事が進んでいれば困ることはありませんが、一つの現場でトラブルがゼロというのはまれです。トラブルが起こったときの対応で、現場監督としての力量が見えてきます。しかし建設業界は働き手の不足により、経験豊富な現場監督が少ないという問題を抱えているのです。その問題を解決するのに「スマートグラス」が役立つ可能性があります。 この記事は下記の現場監督に向けて書いています。 人手不足に困っている トラブル対応で動き回っている 最新技術を取り入れて生産性を上げたい それでは、工事現場が抱える問題とスマートグラスを導入で得られる可能性について解説していきます。 工事現場の日常 経験豊富な現場監督が減っている 2011年の東北地震以降の活況も収束しつつあり、仕事量もピークを超えた状態にあります。しかし仕事量の減少と労働人口の減少にタイムラグがあり、まだまだ働き手不足は続いています。日本全体としても働き手の高齢化と不足が進み、特に建設業界はそれが常習化しているのです。会社単位でも経験豊富なベテランと、経験が乏しい若手の2極化が進んでいます。そのため工事現場でトラブルがおこったときに、対応しきれず会社に電話で相談している若い子の姿をよく見ます。そんな光景を見るたびに、会社としてベテランの経験を若手に活用できていない会社が多くあるのを感じます。 工期に余裕がなくミスが許容しにくい 建設業界の特徴として、1つの工事現場に大小複数の会社が携わり工事完了を目指します。そのため、1つの会社が予定していた工期を遅延すると後ろの工期が変わるので、何社もの日程に影響を与えます。そのため全体として工期に余裕があっても、個々の会社単位で見ると工期に余裕がないのです。マンションの建築工事の場合、着工前に入居者の引っ越し予定がきまっているケースもあり、簡単に工期を遅延することができないのを理解できるのではないでしょうか? 仕事環境が10年前と変わっていない この10年で世の中は大きく変わりましたが、建設現場の仕事環境はほとんどかわっていません。まだまだ朝早く起きて夜遅くに帰るという、昔ながらの働き方を続けている人が多くいます。タブレットやスマホなどのIT機器を工事で使っている人を見ますが、十分に活用できているか疑問です。また、若手への教育方法もほとんど変わっていません。ベテランと若手が一緒に働き見て学ぶというOJTが主流です。そのため働き手不足の影響でOJTを十分に行うことも難しくなっています。経験の乏しい現場監督がひとりで工事現場に出ることも珍しくありません。さらにトラブルがあったときも、電話越しで状況を伝えて解決できなければベテラン現場監督が現場に急行するという場面も時折あります。 工事現場の問題 知識不足による対応の間違い 経験が乏しい現場監督がひとりで現場に出るため、小さなトラブルが起こっても適切な対応ができないことがあります。現場監督はやらなくてはならない管理項目が多々あり、そこにトラブルが加わると知識が不足している現場監督では対処が難しいのは当然です。ひとりの社員を教育する時間がないほどに働き手不足が進行しているのです。これは元請の信頼を失いかねない事例であり、長期的に会社の利益を損失する恐れがあります。 経験豊富なベテラン頼みになっている 技術的に難しい現場や会社の直接サポートがしづらい出張現場は経験豊富な現場監督に任せられるケースが多くなります。会社の管理者としては経験の乏しい現場監督を出張現場に送ると、サポートするために膨大な時間が取られ、他の業務にさく時間が少なくなるからです。そのため難しい現場や出張にはベテラン現場監督を送ることになっていきます。しかしこの判断を繰り返すと現場監督の力量が埋まらず格差がより広がってしまうことにもなります。 新技術導入までに時間がかかる 建設会社の多くはトップダウン型の意思決定をして、新しいことをやろうとするまでに時間がかかります。新しいことを取り入れようとすること自体にも大きな抵抗があります。失敗したときに工期に余裕がないことや金銭的な問題が足かせとなっています。 工事現場へスマートグラス導入の壁 認知度の低さ スマートグラスと工事現場を結び付けられる人は少ないです。一般的な認知度ではスマートグラスは「スマホがメガネになったもの」としか思っていない人がまだまだ多いです。工事現場でどういった活用方法があるのか理解している人となるとさらに限られた数になります。工事現場でスマートグラスを使用している姿を見たことがないので理解できないのは当然です。逆に、スマートグラスと工事現場での使用イメージを確立できれば一気に理解が深まるでしょう。 コストパフォーマンスの不明確さ スマートグラスを導入する費用と効果の一般的な理解が低いです。定常的に効果がでるものではなくて、トラブルなどの非定常時に効果を実感する面があるからです。そこが会社の上司にスマートグラスの導入の提案をする際のボトルネックとなります。しかし長期的な視点では働き手不足の解消、経験の継承に役立つものと言えます。 現場使用への耐久性 工事現場で使用時のスマートグラスの故障が気になる方も多いと思います。激しく動いてスマートグラスが落下したり、セメントなどの粉塵が付着したりして故障することが考えられます。耐久性が明確に分かれば使用する上での懸念事項が減ります。 工事現場がスマートグラスで変わる 若手へのフォローアップが容易になる 現場で困ったことがあった若手へのフォローがしやすくなります。スマートグラスは同じ映像を一緒に見ながら話すことができるからです。電話だと言葉だけになるので、コミュニケーションエラーが生じやすいです。お互いに想像している箇所がズレていて、全く違う内容を話していたなんて経験がある人もいると思います。そこに共有された映像が加わることで格段とエラーが減らせます。小さなミスを大きくなる前になくすことができるのは大きな強みです。 若手とベテランのシナジー効果がうまれる スマートグラスを使うことで今までなかった交流が社員間で生まれます。年齢差があると積極的にコミュニケーションが取りづらいものです。特に若い子から話すのはなかなか難しいと思います。そのため仕事上で関係性がないと「あいさつ」しかしたことがない人がいてもおかしくありません。トラブルを介して若手とベテラン社員の交流が0から1へ増やすきっかけを作れます。その結果、社員間の信頼関係の構築と会社の組織力の向上につながります。 生産性が向上する スマートグラスを活用すると今までトラブル対応のために使っていた「移動時間」が無くなります。現地に行かずにトラブル状況を目視できるからです。そのため出張現場にいる若手社員に会社にいながら的確な指示を出せます。そして「移動時間」を他の業務に使うことができるのです。さらにスマートグラスの映像を残せば、会社の資産としてトラブル事例を残せます。 まとめ 当記事でスマートグラスには建設業界の問題を解決する可能性があるのを理解して頂けたと思います。特に働き手が不足に直面している「現場監督」を多く抱える会社にはぴったりなアイテムです。導入する壁を越えるには、まずは使用する会社のスマートグラスへの理解が重要です。どんなメリットが会社にあるかを確認しましょう。まだまだスマートグラスを導入している会社は少ないので、今始めればパイオニアとなれる可能性もあります。
スマートグラスで地盤改良業界のベテラン現場監督不足を解決できる理由
建設業は個別産業という特徴があり、同じ内容の工事は存在しません。工事ごとに条件、環境が異なり、現場監督の判断によって結果が左右することが多々あります。 特に地盤改良業者は「専門業者」と呼ばれ、元請から工事管理を”ほぼ”まかされます。そのため地盤改良工事の現場には専門業者の現場監督ひとりと、その担当として元請の1〜2年目の若い職員しかいないのが通常です。元請もベテラン職員が不足していて、このような体制にせざるえなくなっています。 地盤改良業者の課題として 経験豊富なベテラン現場監督の不足があげられます。私が入社した10年以上前は、ベテラン現場監督と一緒に若手が現場を回りながら仕事のノウハウを身につけるのが一般的でした。しかし現在では仕事の量に対して現場監督の人数が足りていないので、以前のような配置が難しくなっています。会社としても、少しでも多くの工事をするために、未熟な現場監督をひとりで現場に配置せざるえなくなります。そうすると工事現場には未熟な現場監督、若手元請職員そして作業員が数名いる「トラブル対応力」が低い配置が生まれてしまうのです。トラブル発生時、ベテラン現場監督は豊富な経験を活用し、工事を止めないように速やかに解決することができます。しかし未熟な現場監督はトラブルに気づかないもしくは解決できず、数時間もしくは丸1日工事を止めることも珍しくありません。 そのような対応が続くと 工程の遅延 元請の信頼の低下 工事手待ちコスト ベテラン現場監督の移動コスト などの問題が発生します。 未熟な社員には以下の3つの力が不足しています。 基礎知識 トラブル発見力 トラブル解決力 この3つの力は短期間で身につけることが難しく、私自身もベテランと一緒に工事を回ることで身につけた力です。しかし人材が不足している現状では、その余裕がないのも現実としてあります。この問題を放置し続けることで無駄なコストは増え、元請けからの信頼も失い、最終的には仕事が回ってこなくなることも考えられます。 この地盤改良業界の問題を解決するのにシンクロアイズの「スマートグラス」が有効です。 スマートグラスとはメガネ型のウェアラブルデバイスです。 当記事はなぜスマートグラスが地盤改良業界のベテラン現場監督不足の解決に有効かを解説していきます。 スマートグラスで「基礎知識の不足」を解決 基礎知識とは何か 基礎知識とは仕事を進める上で最低限必要な知識です。 基礎知識を算数に例えると「足し算・引き算・掛け算・割り算」に当てはまります。これらを使えてはじめて「面積や体積」などの応用問題をとくことができます。 工事における基礎知識は 作業手順 建設業界の専門用語 が挙げられます。 作業手順 作業手順とは工事を進める「順番」のことです。その中には工事の品質・安全に関わる重要なポイントも含まれています。 建設業界の専門用語 建設業界の専門用語とは機械・材料・工具の名称のことです。 専門用語として ボーリングマシン 水ガラス パイプレンチ などがあります。 知っていたら何ら問題ない言葉ですが、知らない人にとっては 「それが何なのか」「何に使うものなのか」 まるでわからず戸惑うと思います。 基礎知識が不足するとどうなる? 基礎知識が不足した現場監督に下記のことがおこります。 全体を俯瞰して見れない 質問に答えられない(元請・作業員) 全体を俯瞰して見れない 作業手順の全容を把握できていないので、作業の一部分が全体にどんな影響を与えるかが理解できません。そのため「今」の作業がうまくできないと「先」の作業でどんな問題が起こることが予測できないのです。 質問に答えられない(元請・作業員) 専門的なことを聞かれても、知識が不足しているので答えられません。元請からすると専門業者なのに質問に答えられないのは、その社員だけではなく会社としての信頼低下にも繋がります。 私の体験談 「資材置き場所をミスり2度手間」 機材搬入の日に、予備資材をどこかに仮置きする必要がありました。その際に特に考えもせずに「ここに置いてください」と指示しました。しかし数日後作業員に「ここの資材が施工するときに干渉するから移動しなきゃダメだよ」と言われました。その言葉を聞いた瞬間にがっくり肩を落としました。その資材を移動するために半日作業を止めることになってしまい、自分の至らなさに嫌気が指したのを今でも忘れません。全体を把握し、先を見据えた判断をしないと2度手間、3度手間が発生することを痛感した出来事でした。 基礎知識を身につける方法 基礎知識を身につける方法はシンプルです。 勉強する 経験を積む わからないことにに出会う わからないことを調べる このサイクルをくり返すだけです。 しかし、難点は時間が必要なことです。ひとりで現場に行きながら基礎知識を身につけるのは時間的な負担が大きいと言えます。 基礎知識不足を解決するスマートグラス活用方法 スマートグラスを使用すると基礎知識不足を解決できます。 最大のメリットは同じ映像を見ながら伝えたいことを話せることです。例えば名称の知らないものを説明するときに「この画面に写っているものです。」と言えば、それ以上の言葉は必要ありません。知識がなくても情報の伝達がスムーズにいきます。電話の場合、言葉だけのコミュニケーションになります。その際に良く起こるのがコミュニケーションエラーです。コミュニケーションエラーとは、相手に誤情報が伝わることです。自分の理解と相手の理解には差があり、伝える力もひとそれぞれです。そのため言葉だけだと伝達ミスが発生しがちです。スマートグラスを使用しながら、コミュニケーションを取ると同じ映像を見ることができます。なので理解力、伝達力に依存しないコミュニケーションがとれるのです。 スマートグラスで「トラブル発見力の不足」を解決 トラブル発見力とは何か トラブル発見力とは現状を分析して課題や問題を発見する力です。 工事におけるトラブル発見力とは 現在の異変に気づく 未来の異変に気づく が挙げられます。 現在の異変に気づく 問題なく動いている工事の異変に気づきます。例えば施工している機械から普段はしない異音がしている。機械を止めて点検してみるとエンジンオイルが不足していることが原因だと発覚する。異変に気づけると問題に即座に対応することができます。 未来の異変に気づく 少し先の状況を見据えて、問題がないか想像します。このまま施工が進捗すると前工程の段取りが追いつかなくなり、自分たちの工事が止まることに事前に気づくことができます。 トラブル発見能力不足だとどうなる? トラブル発見能力が不足した現場監督には下記のことがおこります。 トラブルに気づかない トラブルの予兆を見逃す トラブルに気づかない ベテラン監督から見たら気づける現場の異変に気づくことができません。通常と問題がある状態の”違い”がわからないので、トラブルをトラブルと捉えることができないのです。 トラブルの予兆を見逃す 大きなトラブルの前に起こる小さな異変に気づくことができません。この気づきは経験と知識が重要となるので中々難しい部分でもあります。 私の体験談 「民家近接施工」 マンション建築工事の基礎工事として、土留めシートパイルの欠損部分を薬液注入で補強していました。注入箇所の中に民家と1m程度しか離れていない近接作業もあり注入による影響を与える可能性があった。しかし私はそんなことに気づかず通常通り施工をしようとしていました。たまたま現場に様子を見に来た上司の指摘により、民家に影響を与えない施工方法に変更することができた。そのまま施工していたら民家へ影響を与えるところでした。ベテランならすぐに気づけるトラブルを素通りして大きな問題になりかけた出来事でした。 トラブル発見能力を身につける方法 トラブル発見能力を身につける方法は下記があります。 トラブル経験を積む トラブルを理解する トラブル経験を積む トラブルを体験することが大切と言えます。知らないことに対応することはなかなか難しいからです。例えば地元の道が渋滞していたら、迂回する道が思いつきますが出張先で道が渋滞していたら、どこを通ればよいかわからないはずです。つまり、知っていると知らないとの間には大きな壁があるのです。経験を通じて知識を増やしていくことが重要です。 トラブルを理解する 何がトラブルかを知ることが大切です。トラブルに気づけない人はトラブルが目の前で起こっていても見逃すことがあります。たとえば車のタイヤ圧が所定圧を大きく下回っていても、所定圧を理解していないとどうにかしようとは思いません。同じものを見ていても知識量によって見え方は異なるものなのです。そのためどんな状態がトラブルかを知ることが大切です。 トラブル発見力不足を解決するスマートグラス活用方法 スマートグラスには下記の活用方法があります。 遠隔地からリアルタイムに現場を見れる 同じ映像を見ながら話をできる 遠隔地からリアルタイムに現場を見れる スマートグラスを使用すると遠隔地にいるひとと一緒にリアルタイムに現場を見ることができます。動いている現場を見ながら指示が出せ、その結果もすぐに見ることができます。 同じ映像を見ながら話をできる 同じ映像を見ながらベテラン監督が気づいた異変やポイントをコミュニケーションのズレなく伝えられます。さらに映像を録画もできるので、新人への教育資料として会社に残すこともできます。若手現場監督が気づけず、見逃しそうなトラブルの兆しをベテランの力を活用することでキャッチできます。また、時間を掛けて移動する必要もなく一人で複数の現場を確認することができます。 スマートグラスで「トラブル解決力の不足」を解決 トラブル解決力とは何か トラブル解決力とは、うまくいかない原因を根本から取り除き、同じことがおこらないようにする能力です。 例えば、雨が降ると冠水して通れなくなる道があるとします。その原因が排水能力の低さにあることを特定します。そして排水設備を増強して雨が降っても冠水せずに通行できる道にする。これがトラブル解決能力です。 工事現場におけるトラブル解決力とは うまくいかない原因を解決する 起こったトラブルの再発防止をする うまくいかない原因を解決する…
成果測定の定量的側面と定性的側面
シンクロアイズがもたらす定性的な効果とは?数値化しやすい定量的効果と違い、数値化しにくい定性的効果。経営にとっては、この車輪の両輪がうまく回ることが重要です。弊社の社長が語る「シンクロアイズ導入の定性的効果」について、解説していきます。 成果の2つの測定方法 さて、今日は成果の計測方法について、お話ししようと思います。 結果、成果、実績、効果には2つの側面があります。 もちろん単純にメリット・デメリットという2つの側面もありますが、今回取り上げるのはもう少し本質的な部分の2つの違いです。 定量的な事実(効果) まず一つは、「定量的な事実(効果)」。 定量的な事実は数値化できるものです。例えば、 ・残業代が減った ・移動時間が減った ・交通費が削減できた ・離職率が低下した など 数値で表せて具体的なものです。客観的事実とも言い換えられるかもしれません。 これは分かりやすいですよね。 他にも、売り上げや生産量なども定量的な事実(効果)です。 定性的な事実(効果) 次に「定性的な事実(効果)」です。 例えば、 ・安心した ・気分が上がった ・やる気が出た ・もやもやが減った ・不安が減った ・社内の雰囲気が良くなった ・働きやすくなった ・(社員やメンバーが)主体的に動いてくれるようになった など 抽象的で数値で表しにくいものです。こちらは逆に主観的事実と言えそうです。 経営に必要な成果測定は? 定量的な事実(効果)が重視されやすい 経営では多くの場面で定量的な事実を求められることが多いです。 なぜなら客観的事実に基づいた判断を下す場面が多く、さらに再現性も必要になるからです。 例えば、 Aという商品を作るのに、Bという方法を試したら時間当たり生産量(数値)が10%アップ(数値)したが、Cという方法では10%ダウン(数値)した とします。 今後どうやってAを作っていくかを考える場合、生産量という数値を基準にして、±10%という客観的事実から判断を下し、B方式を採用して10%アップという再現性を確保していくこととなるかと思います。 しかし、成果の測定はそうした定量的な事実だけで行っていても良いのでしょうか? 定性的な事実(効果)を無視する危険性 先ほどの例で言うと、確かにB方式を採用すれば生産量は上がるものの、B方式の方が難易度が高く、経験が必要としたらどうでしょう。 若手には常に不安感が付きまとい、逆にしわ寄せがくるベテランには心理的肉体的負担が増すといったことが起こりえます。ひいては離職率の増加につながり、ノウハウの蓄積もままならないといったことも起きるかもしれません。 この「若手の不安感」や「ベテランへの負担」は定性的な事実なので、数値として見えにくいです。見えにくいだけに、放置してしまうと会社の闇として溜まっていき、ブラック企業化してしまう可能性すらあります。 シンクロアイズは定性的な事実にもフォーカス シンクロアイズはこの定性的な事実にもフォーカスしています。 そもそもシンクロアイズは「コミュニケーションコストの削減」を本質としています。 コミュニケーションそのものが定性的ですので、実は定性的効果の発揮は得意だったりします。 例えば、スマートグラスを装着した若手に、ベテランが目線を共有しながら指示を出してB方式で作業する。そしてそのやり取りを録画しておく。 たったこれだけのことで、「若手の不安感」をなくし「ベテランの負担」を減らし、録画として残る安心感から「ノウハウの蓄積」までカバーできます。もしかしたら離職率の低下につながるかもしれません。 「若手の安心感」、「ベテランの負担減」、「録画の安心感」により「社内の雰囲気が良くなった」となれば、これほど大きな定性的な事実(効果)もないでしょう。 こうした定性的な事実(効果)は、経営者にとっての安心感にもつながります。 実は、定性的な事実(効果)は職場環境に一番大事です。 職場環境というのは、定性的な事実の塊だと言っても過言ではないからです。 会社全体としては、数字的・機能的な合理性が、そしてそこで働く人達には、感情的価値や存在価値が求められると思います。 例えば、「自己達成感」を感じられる職場環境であれば、そこに働く人たちは存在価値を感じることができるといった具合です。これは、従来の会社組織だけでなく、複業・兼業というスタイルでも言えることかもしれません。 まとめ シンクロアイズは、定量的な事実(効果)も十分発揮することができます。移動時間の削減や出張費の削減などの物理的なコミュニケーションコストの削減は言わずもがなです。 しかしそれだけでなく定性的な事実にもフォーカスしています。働く人たちの心にも寄り添い、安心して働ける環境づくりのお手伝いをします。 そういう気持ちはいつまでも忘れずにいきたいと思います。 いかがでしたでしょうか。 コロナ禍において、国内外の移動が難しなった大企業などを中心に、スマートグラス導入を検討している企業も増えているようです。導入に際し、定量的な事実にばかりつい目を向けがちですが、同時に定性的な事実にも目を向けてみることで、今まで気付かなかったメリットにも気づけるかもしれません。 その時に弊社のシンクロアイズもご検討いただけると嬉しいです。
SynchroAZ初期設定方法(Windows編)
シンクロアイズが手元に届いたらまずやっていただきたいこと。 そう初期設定! シンプルな操作性が強みのシンクロアイズですので、初期設定方法もとってもシンプル!今回はWindowsPCでシンクロアイズを使うための初期設定方法をご紹介します。 Windowsパソコンでシンクロアイズを初期設定しよう シンクロアイズのプログラムをダウンロードしよう まずはシンクロアイズのプログラムダウンロードページへ行く方法をご案内します。 まずGoogleの検索窓に、「5saz.com」と入力します。 エンターを押すと、「スマートグラスを用いた遠隔作業支援」というのが出てきますので、そちらをクリックしてください。 そこがシンクロアイズのホームページのトップページになります。 このトップページの右上に「プログラムダウンロード」というところがありますので、クリックしてください。 プログラムダウンロードのページには、大きく分けて3つのプログラムがあります。 1つ目。Windowsのパソコンでスマートグラスを接続してスマートグラスを操作する「vizix viewer」というもの。 2つ目。Windowsのパソコンに入れるシンクロアイズのプログラム。 3つ目。スマートグラスの入っているシンクロアイズプログラムです。 通常皆さんにやっていただきたいのは、二番目のWindowsのパソコン用のプログラムをダウンロードしてもらうことになるかと思います。 それでは、本部側Windowsパソコンへシンクロアイズのプログラムをダウンロードして、インストールする方法をご説明します。 シンクロアイズのプログラムダウンロードのページから、2番目の本部側のシンクロアイズダウンロードをクリックします。 すると、左下に「win-1.06.zip」と出ます。この1.06というのは、最新版が今1.06なので、ここに1.06という数字が付きます。 常にアップデートを重ねていきますので、今後は1.07とか1.08に変わっていく可能性があります。 ダウンロードできたらzipファイルになっていますので、ダブルクリックして解凍します。 フォルダの中に、exeファイルとmsiファイルがあるので、msiファイルの方をダブルクリックしてください。 セットアップウィザードが出ますので、全て「次へ」をクリックします。 正しくインストールできましたので、閉じます。 この時、ショートカットアイコンがデスクトップにできますので、これでインストール完了です。 VUZUX Viewerをダウンロードしよう 次にvuzix viewer(ビュージックスビューワー)のダウンロード方法を説明します。 このvuzix viewerというのは、Windowsのパソコンにスマートグラスを接続し、スマートグラスの中の画面を見ることができるソフトウェアというものになります。 まずは、1番目の「スマートグラスをWindowsパソコンで操作するvuzix viewerをダウンロード」というところの「ダウンロード」をクリックします。 すると、新しくタブが表示され、ページを移動します。vuzix社(スマートグラスメーカー)のサイトに移動します。 下へスクロールすると、「ダウンロード」という所に「Windowsはこちら」というところがありますので、ここをクリックします。 左下にダウンロード表示が出てきて、「vuzix viewer」というものがダウンロードされます。 ソフトの容量は約70MBです。 ダウンロード終了すると、vuzix viewer.exeという赤いものに変わりますので、クリックします。 Windowsによってパソコンが保護されましたと出ますので、「詳細情報」をクリックします。 すると、「実行」というものが表示されるので「実行」をクリックします。 セットアップウィザードが表示されるので、「次へ」と「同意」をクリックし、最後にインストールをクリック。 環境によっては、ここで「the application request visual studio」および「Microsoft Visual C」というのが表示されますが、OKをクリックまたは同意してインストールしてください。 これでセットアップ完了です。 再起動を要求されますが、ここでは再起動せずに閉じていただいてかまいません。 インストールされたvuzix viewerを起動するには、画面左下の「スタートメニュー」から「vuzix view」をクリックすればOKですが、ドラッグアンドドロップすることでデスクトップ上にショートカットアイコンを作成できます。 このアイコンをダブルクリックしても起動することができます。 これでシンクロアイズを使うために必要なPCの設定は完了です。 シンクロアイズ本体に付いているボタンの説明 ここで、シンクロアイズのスマートグラス側のボタン操作についてご説明します。 ただ、普段の使用ではボタンを操作することはほとんどありません。 より高度な使い方やアップデートの際に操作する場面も出てきますので、解説いたします。 はじめは戸惑うかもしれませんが、めちゃくちゃ簡単なので少しお付き合いください。 まずはボタンの説明から行います。 本体上部には、前方のカメラ側から順にAボタン、Bボタン、Cボタンが付いています。 側面についているのはDボタン、全部で4つのボタンが付いています。 このうちのDボタンは、電源ボタンで、電源のオンオフなどで使うのみです。 Aボタンでメニューを右に移動、Bボタンで左に移動します。 Cボタンは決定ボタンになります。 Aボタンを長押しした場合は、メニューを表示し、Bボタンの長押しでホーム画面に戻ることができます。 Cボタンの長押しは、「back」となり、一つ前に戻るというイメージです。 次に電源の切り方です。電源は、Cボタン長押しで画面上に電源メニューが出てきます。 ここでAボタンを押すと下に、Bボタンを押すと上に移動します。 電源を切る場合は、「電源を切る」を選択している状態で、決定ボタンのCボタンを押すと電源が切れます。 本体に付いているボタンの操作説明は以上です。 まとめ いかがでしたでしょうか? とにかくシンプルでややこしい操作を必要としないのが、シンクロアイズの設計思想でもありますので、 初期設定に際してもやっていただくことは、ダウンロード&インストールのみ。 ボタン操作についてもご説明しましたが、普段使う場面はほぼありませんのでご安心ください。 それでは~!
シンクロアイズのバッテリー問題
シンクロアイズについて多く寄せられる質問に、「どれくらいバッテリーが持つのか?」また「バッテリーがなくなった場合はどうするのか?」というものがあります。外出先で使用することの多いシンクロアイズ。そのバッテリー問題についてお答えしていきます。 ぜひ、最後までご覧いただけると幸いです。 シンクロアイズのバッテリーはどれほどもつのか そもそもシンクロアイズって? 今回はよく寄せられる質問について答えたいと思います。 バッテリーについてです。 多くの人がスマホやタブレット、PCを持ち歩く時代になりましたが、外出先でバッテリーがなくなってしまった経験がある方も多いと思います。 シンクロアイズもコンセントにつないで使うものではないため、このバッテリー問題を気にする方も多いです。 ところで、このシンクロアイズというスマートグラス。大きく3つ部品と1本のケーブルで構成されています。眼鏡型のフレームとカメラのついた本体部と付属バッテリー、そして本体と付属バッテリーをつなぐケーブルです。 使い方はすごくシンプル。本体とバッテリーをつなぐ。操作はこれだけ。これだけで自動的にzoom会議に接続します。 まず、フレームの左側にバッテリーを装着し、右側に本体を装着します。本体にもバッテリーにもtypeCの差込口がついているので、ケーブルを繋げれば約30秒ほど待つと会議が始まります。 シンクロアイズの活動限界 さて、冒頭にも触れたバッテリーについてですが、シンクロアイズを実際に使用した方やご紹介した方から、よく「このバッテリー、どのくらいもつの?」と言われることがあります。これについては、ざっくり言うと1時間程度と言われています。 1時間というのは付属バッテリーを使用した場合の活動限界の数字です。 専門的な話をすると、付属のバッテリー容量は1,000mAhあるのですが、それで1時間くらいです。 ※mAh(ミリアンペアアワー):1時間に流せる電流の量を示す単位。1,000mAhは、1時間に1,000mAの電流を流せるということを示している。 通常使用であれば、おそらくそれで十分な容量だと考えています。しかし、1日に何度も使用する機会があったり、長時間の使用となると少し不安な容量かもしれません。ましてや遠隔作業支援ツールという性格上、外出先での使用がメインですので付属バッテリーをいつでも充電できるとは限りません。 バッテリーがなくなってしまったら では、もしこのバッテリーがなくなった(電気容量的になくなるだけでなく、物理的に失くしてしまった)場合は、どうすれば良いでしょうか。 もちろん充電するのも一つの手ですが、そこで会議は途切れてしまいます。バッテリーそのものを失くしてしまった場合は、そもそもスマートグラスを起動させることもできません。 かと言って代わりにスマホを使うのは、映像を映す時に片手がふさがってしまい作業しながらというのが難しくなってしまいます。コミュニケーションコストの削減を本質とするシンクロアイズとしては、それは避けたい状況です。 じつは極端な話、付属バッテリーはUSBtypeCのモバイルバッテリーと同じなので、よく通販サイトなどに売っているスマホ用のモバイルバッテリーと交換可能です。 例えば、長いケーブルを用意して本体と繋ぎ、バッテリーをポケットに入れてしまえば、両手がフリーのまま安心安全に問題なく使用できます。 しかも、本体部にも100mAhのバッテリーを搭載しているので、付属のバッテリーがなくなり、ケーブルを外しても1~2分ほどはもちます。 その間にモバイルバッテリーと繋げていただければ、会議が途切れることなく、バッテリー問題も解決します。活動限界突破です。 各バッテリーの容量比較 ここで容量についておさらいすると、本体部内蔵バッテリーは100mAh、付属バッテリーは1,000mAh、市販のモバイルバッテリーは約10,000mAh。(※もちろんメーカーや機種によって数値は異なります) ということは、付属バッテリーは本体の10倍、市販のモバイルバッテリーは付属バッテリーの10倍ということになります。 ・本体バッテリー × 10 = 付属バッテリー ・付属バッテリー × 10 = 市販モバイルバッテリー という関係になっています。 ですので、市販のモバイルバッテリーをご用意いただければ普段の使用だけでなく、長時間の使用でも困ることはないと思います。 市販のモバイルバッテリーを使う意外な効果 また、市販のモバイルバッテリーを使用する場合は、眼鏡型フレームに装着するわけではないので、重量がその分軽くなることも期待できます。 シンクロアイズはケーブル、バッテリー含めてだいたい文庫本1冊くらいの重さがあります。眼鏡に文庫本を載せているような感じなので、バッテリー分軽くなるだけでもかなり装着時の負担は減るのではないかと思います。 まとめ いろいろな使用状況が考えられますが、 ・付属バッテリーは1時間程度もつ ・付属バッテリーが切れたの際は、モバイルバッテリーと交換する というのがバッテリー問題のシンプルな解決方法です。 余談ですが「電池がなくなったら差し替えるだけ」という点もシンプルで使いやすさを設計思想に持つシンクロアイズらしいと思います。 バッテリーについて以外にも疑問や質問があれば、今後随時お答えしていきたいと思います。 今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
シンクロアイズが目指すたった一つの本質とは?社長が解説します
シンクロアイズが目指すたった一つの本質とは?コミュニケーション手段には、文字のみのやり取りからシンクロアイズが採用するビデオ会議方式までありますが、それらの特徴とシンクロアイズの強みを開発者である武井社長本人が解説します。 ※本文中の()内は、社長ではなくブログ執筆者の補足です。 シンクロアイズが目指す本質とは シンクロアイズが目指すべきたった一つの本質 それは、コミュニケーションコストの削減です。 社会活動は他者との交わりです。 その他者との交わりを ①誤解なく ②短時間で ③少ない手間で ④心理的負担なく ⑤金銭的負担なく 行うか これだけを目指しています。 コミュニケーションの種類とその特徴 それでは、コミュニケーションの手段を順にみていきましょう。 Ⅰ.文字(のみでのやり取り) 文字でコミュニケーションする場合、「ここにリンゴが5個あります。」と伝えるとします。 一見、「リンゴが5個ある。ふむふむ。」で終わりそうですよね。 でもよく考えてみてください。 そのリンゴってどのぐらいの大きさ?赤い?青い?熟れ頃は?そもそも本物?絵なの? イミテーションなの?品種は何? と、知りたいことはめちゃくちゃあります。 なので、文字だけだと膨大な説明が必要になります。 しかも、基本一方通行のやりとりですね。 キャッチボールでボールを投げます、受け取ります、投げます、受け取ります、 という一方通行です。 (テキストメール等を想像してください。メール等を受け取り、確認し、返信という手順を踏む必要から同時にやり取りできないという意味で、一方通行です。) Ⅱ.音声 次に音声です。「ここに5個のリンゴがあるよ。」と言った時に、すぐに「もっと具体的に教えてよ。それ本物?どれくらいの大きさ?」ということが言えます。 ただ、その場合、受け取り手に圧倒的な想像力で前もって質問力が必要になってきます。 なかなか受け取り手はその場では分からないですよね? 「リンゴが5個ある」(という情報を)受け取ったあと、現場行って「リンゴ5個」って 具体的にどういうものだろうというのは、その場に行かないと思いだすことができないです。 なので、文字よりは多少いいかもしれないですし、同時方向性なのでレスポンスは早いですが、情報量としては少ないですね。 Ⅲ.画像 リンゴの写真、5個写っているのをパシャっと撮ります。送ります。 ある程度の情報は伝わりますね。 色が赤いか青いか、どれぐらいの大きさか、熟れ頃か、本物かどうか、このあたりは写真を見ることである程度解決します。情報量としてはかなり多くなりますね。 ただ、こちらもあくまでも一方通行です。 写真撮りました、送りました。受け取った後、じゃあどうするの? 写真撮りました、送りました。そのあとのレスポンスはすぐありません。 受け取った側が改めて見て、それから答えがきます。 なので、情報量は上がってきましたが、まだまだ不足するところがありますね。 (これもコミュニケーションの方法としては、文字でのやり取り同様に手間がかかるという点で、不十分な点が多いということです。) Ⅳ.動画 写真の代わりに動画で撮ります。動画で撮って見せるので、いろんな方向から見せることもできますね。 画像に比べてかなり情報の解像度が上がります。 ただし、動画の場合も一方通行ですし、動画を撮る手間、撮ったものを送る手間。 また、質問もすぐ出ません。質問が来たらまた動画で撮って、また送るということをしなくちゃいけません。 かなり情報の解像度は上がったんですけど、まだ同時方向性がないですね。 Ⅴ.ビデオ会議 シンクロアイズが採用している方式です。 ビデオ会議は、動画で同時通行で、音声がついてるカタチですので、 動画で見せながら、さらにハンズフリーで両手触って360度回しながら、さらに音声で追加情報でしゃべりながら、双方向で向こうからの質問を同時に聞けてやりとりをしますので、 圧倒的に情報の解像度がアップします。 質問があったとしても、音声でその場で答えられますし、見るアングル(や見せるアングル)を変えることもできます。 なので、一番優れたコミュニケーションの方法になります。 さらに、情報量としても最高になります。 以上が、コミュニケーションの手法の種類になります。 (ここでは、同じ空間で直接会って対話するというコミュニケーションは除いています。情報の解像度はもちろん、双方向性においても「直接会う」というコミュニケーションが一番であることは、言うまでもありません。しかし、遠く離れた所にいる相手と会って話そうとすると、コミュニケーションコストが増大することと、このコロナ禍においてはさらにそのコストが大きいことを考えると、シンクロアイズの目指す本質とはズレてしまうため、割愛しました。) シンクロアイズの目指す世界とは シンクロアイズは、 人と人が誤解なく、短時間で意思疎通ができる世界を目指しています。 しかも、離れた場所でスキルの差を埋めながら、即反応ももらえ、合わせるのは本当に 時間のみです。 既存コミュニケーションより圧倒的に少ないコストで、圧倒的に高い解像度の情報を伝えるのをお約束します。 (いかがでしたでしょうか。シンクロアイズの目指す本質と世界観が伝わったでしょうか。 遠隔作業支援ツールとしてだけでなく、コミュニケーションにまつわる様々な課題を解決する可能性を持つのがシンクロアイズです。 コミュニケーションコストの削減は、昨今では大きな課題の一つです。その解決策にシンクロアイズが使われたら本当に嬉しいですね。)
指示語だけで説明できる?映像共有の可能性をSynchroAZで検証
こんなお悩みを解決します。 本記事の内容 ・伝えたいことが伝わらないのはなぜ? ・テキストと映像の違い ・映像共有を検証(動画あり) SynchroAZ(シンクロアイズ)とは 簡単に説明すると、遠隔作業支援を目的としたスマートグラス Vuzix社のスマートグラス (M400)とZoom社のソフトウェアを掛け合わせた商品になります。 細かい説明は下記ページにまとめています。 7つの特長│スマートグラスを用いた遠隔作業支援|SynchroAZ(シンクロアイズ)SynchroAZを開発するにあたって真っ先に考えたこと、それは 【何よりもまず操作をかんたんにすること】です。 他社のスマートグラスですと実際に操作ができるまでにボタンを押したり準備が大変で、結局使わなくなってしまうケースも少なくありません。 … (特徴一覧) ハンズフリー 同時双方向コミュニケーション 圧倒的簡単操作 安定性・高信頼性 100名まで参加可能 筆者紹介 高校卒業後、大手自動車会社に入社 100年に一度の大変革期に自分のスキルを棚卸し 市場価値がないことに気付き、未経験からIT業界へジョブチェンジ 2020年8月SynchroAZ(シンクロアイズ)のWEBチームにJOIN 動画、ブログ担当として活動しています 今回は、SynchroAZを使ってどれだけ簡単に情報共有できるのか検証していきます。 是非、最後までご覧いただけると幸いです。 伝えたいことが伝わらないのはなぜ? こちらの記事でも解説していますが、情報の伝わりやすさは共有する物によって変わります。 やはり映像共有が一番伝わりやすいですよね。 文字のやりとり 文字(メール)の場合、人によって受け取り方が異なります。 メールのメリット ・エビデンスが残せる ・関係部署をCCに入れることで情報共有ができる ・相手の時間を拘束しない ・履歴を追える ・検索しやすい メールのデメリット ・読まれているかどうか分からない ・コミュニケーションが取りにくい ・誤解が生まれやすい ・情報が残る ・時間が共有できない 証拠として残しつつ、全体に共有する手段としては非常に優れています。 しかし、情報伝達スピードが遅く、作業指示には向いていません。 音声のやりとり では、音声だったらどうでしょう? 説明の補足がつけやすく、テキストよりもスピーディーに作業指示ができます。 電話のメリット ・早い ・リアルタイムで情報共有できる ・臨機応変に対応できる ・場所を選ばない 電話のデメリット ・声だけで伝える必要がある ・音声だけで伝えなくてはならない ・基本的に1対1 ・記録に残せない リアルタイムで情報を共有することができますが、メールのように様々なファイルを添付して説明できません。 1対1の音声のみの情報共有となるため、補足説明がしにくく堂々巡りになる場合もあります。 このように比較すると、メールと電話は一長一短だということがわかります。 映像のやりとり 2020年11月現在、誰もが当たり前に使えるようになったビデオ会議 ZoomやTeamsなど様々なビデオ会議ツールがテレワーク、在宅勤務のシフトによって爆発的に普及しました。 筆者も1年前までは「え?Zoom何それおいしいの?」という状態 しかし実際に使ってみると、顔が見えることで意思疎通がとりやすく、作業状態を共有できる「画面共有」で情報もスムーズに伝達できる素晴らしいツールだと実感 ビデオ会議ツールのメリット ・情報共有スピードが段違いに早い ・画面資料を共有できる ・デバイスを選ばない ・1対多で繋がることができる ・エビデンスが残せる ビデオ会議ツールのデメリット ・相手の空気感が伝わりにくい ・現場作業では使いにくい ビデオ会議ツールなので、現場で情報共有することには向いていません。 実際に使おうと思うと、スマホで会議につないで、映像共有しながら作業する 。 もしくは誰かに撮ってもらいながら作業するのが一般的でしょうか。 お待たせしました、映像共有でコミュニケーションコストの削減を目指すSynchroAZ(シンクロアイズ) これであなたの「伝えられないモヤモヤ」は解消するに違いありません。 映像の共有 リアルタイムで情報共有ができ、ソフトウェアにはZoomを使用しているので安定した通信 また、ハードにはスマートグラス の老舗Vuzixを使用しています。 ハード面もソフト面も安心のSynchroAZ がなぜコミュニケーションコストの削減につながるのか そうなんです。 SynchroAZを使うことで、質問をする作業者の目線と、回答する上司の目線が同じになります。 目線が同じになり、質問されると例え伝わりにくい文章であっても、なんとなくわかります。 小さい子供が地面を指差しながら「あーあー」と言っていたらしゃがみますよね。 そこで初めて「あ、蟻のことを話していたのか」とわかります。 相手と目線を合わせることはコミュニケーションを行う上で非常に重要 それでは映像共有することでどれくらい簡単に意思が伝わるのか見てみましょう。 こちらの動画は指示語のみで新人作業者が上司の指示通りに機械を組むことができるか検証した動画になります。 映像共有を検証(動画あり)…
MacOS初期設定方法(動画解説あり)
YouTube解説 初見でMacOS初期設定 社長からSynchroAZを借りてきた檀上です。 正直、作業者側しか経験していなかったので、本部側に憧れていました。 今回、せっかく借りる事ができたので、初期設定までの一連の流れを解説します。 この記事で得られる事 ・MacOSの初期設定のやり方 ・つまづきやすいポイント ・実際の作業時間 契約後に受け取るもの 株式会社SynchroAZと契約を交わすと、以下の物が届きます。 ・SynchroAZ(本体一式) ・取扱説明書 ・初期設定マニュアル ・Zoomアカウント ・ヘルメット用クリップ ・物品貸出書 中身を確認して不備がないかチェックしましょう。 初期設定方法 まず初めに『VuzixView』というアプリをダウンロードします。 以下のサイトからVuzixのダウンロードページへ移動します VuzixViewダウンロードページ 続いて、Mac用のアプリケーションをダウンロードします。 そして、開こうとするとこのようなエラーが出ると思います。 こちらが出るのは、正しくファイヤウォールが機能しているの、おかしいことではありません。 ですが、今回は一時的に許可して、開く事ができるように設定します。 ファイヤーウォールの解除 右上のアップルマークを押し、システム環境設定を開きます。 セキュリティーとプライバシーを開き、ファイヤウォールに進みます。 左下の鍵マークをクリックしてファイヤウォール設定を変更できるようにします ファイヤウォールをオフに設定 VuzixViewのアプリを右クリックして開くを押す ※このアプリを許可しますか?と出る場合があるので、はいを選択します。 VuzixViewとSynchroAZを接続 VuzixViewを起動すると、「Please connect USB devise to get started!」と表示されます。 USBで本体とSynchroAZを接続します。 『VIEW』と出るので、クリックします。 アプリでSynchroAZ側の設定ができるようになります。 そして、『設定』からWi-fi接続します。 筆者はWi-fiパスワードを間違えまくって10分弱使いました。。。恥ずかしい! Zoomに接続 ここまで設定できたら、あとはZoomに入るだけです。 まずはパソコン(本部側)でZoom にログインします。 設定方法にID、パスワードが載っていいるので、入力しましょう。 SynchroAZ本体とバッテリーをケーブルで繋ぐ 30秒程度でZoom に繋がります。 お疲れ様でした! つまづきやすいポイント 1、アプリケーションがAppStoreに登録されていないので、認証する必要があります。 ファイヤーウォールをOFF アプリケーションからVuzixViewを右クリック 開く 認証を許可 ファイヤーウォールを元に戻す 2、Wi-fiのパスワード間違い ちゃんと確認してから入力する事で、1回で接続設定が完了します。 3、ID・パスワードの見落とし 契約書と一緒にID・パスワードはZoomのサインイン情報になります。 実際の作業時間 初見で説明しながら作業しても30分程度で設定する事ができました。 非常に簡単に設定する事ができますし、2回目からはケーブル接続のみになります。 たったこれだけの作業で遠隔作業支援が実現します。 あなたの作業環境を改善しませんか? その他の事業について 株式会社タケイエナジーはシンクロアイズ意外にも下記の事業もしております。 太陽光発電遠隔監視システム →ひだまりeyes 家電製品を中心にお客様のより豊かな暮らしの提案 →タケイ電器
素朴な疑問にお答えします
人手不足解消や生産性向上に大きく寄与するスマートグラス、SynchroAZ。 今回はそんなSynchroAZを使用してみた時に感じる素朴な疑問にお答えします。 Q.1 焦点が合うまで時間がかかりますが、時間短縮の方法はありますか? これはありがちな疑問ですよね。 スマートグラスに限らず、世の中のオートフォーカス付きのカメラ全般に言えることかもしれません。 A.1 オートフォーカスなので機械に合わせるしかありません 残念ながらSynchroAZのオートフォーカスはスピードアップできません。 ピントがなかなか合わないという場合は、もしかしたら対象との距離が近すぎるのかもしれません。 少し離してみるなどするとピントが合いやすいかと思います。 Q.2 zoomホストの変更をスマートグラス使用者側からスムーズにできますか? A.2 一意のIDに紐づけされているため変更はできません この点に関しては、それに合わせたIDでログインしてくださいとしか申し上げられません。 Q.3 周りの音を拾ってしまって、スマートグラス使用者が音声を聞き取りにくいです A.3 ノイズキャンセル機能がはたらいています。一番効果的なのはBluetoothイヤホンの使用です。 ただし、そもそも周囲がうるさい場合には効果は限定的です。 Q.4 スマートグラス使用者側がピントが合っているか分かりません A.4 本部側でグラスの画面を切り替えることで確認できます。 SynchroAZは、使用者側の負担を極限まで減らしています。グラスに映る画面切り替えも本部側で可能です。 使用者側でピントが合っているか確認したい場合は、グラスの画面にグラスのカメラの映像を映すという方法があります。 最後に 他にも使用している中で様々な疑問が出てくるかと思いますが、SynchroAZの設計思想の一つは、“徹底的にシンプル”。 つまりシンプルゆえに使っていくうちに解決できる場合も多いです。ぜひいろんなシーンで使い倒してみてくださいね。
映像の解像度を上げる方法
解像度は調整・変更可能なのか? 実際にSynchroAZを使用するシーンは様々です。 例えば、遠隔地の工場で生産した製品に不良が出たとします。 通常であれば、不良品そのものや画像データを本部や管理者に送って確認し、対応を考える。という流れになるでしょう。 しかしそれでは現物が届くまでにタイムラグが出来てしまったり、見たい部分の画像データが無いため再度撮り直しの手間が発生したり、と生産性が落ちてしまいます。 SynchroAZは、オンタイムで動画で不良品を確認できる上に録画もできるので、生産性にダイレクトにコミットします。 と、ここで気になるのはその解像度を調整したり変更したりできるのかという点。 当然ですが、解像度が高いほうが情報量も多くなるため判断のスピードも速くなってきます。 【結論】解像度の調整・変更はできません 残念ながらSynchroAZは解像度の調整や変更ができません。 それでも解像度の高い映像を、という方には以下の2点のご提案をしています。 何とか解像度を上げるための方法~その1~ PC上のzoomのウィンドウを全画面表示に変更してみてください 現状ではこれが一番効果的かと思います。 画面が小さいために見えにくいということもありますので、まずは全画面表示にしていただくことが手軽で効果的です。 何とか解像度を上げるための方法~その2~ 本部側のモニターを解像度の高い機種に替えてみてください そもそも論になってしまうかもしれませんが、物理的にモニターの解像度を上げることで問題は解決すると思います。 高解像度のモニターがある場合は、この方法が最も簡単で効果的です。 おわりに 書面の小さい文字が見えにくいといった声も実際に届いておりますが、現状では上記2つの方法をお試しいただくしかありません。 裏ワザ的なものとしては、搭載しているカメラは動画より静止画の方が画素数が高いので、静止画で撮る方法もありますがSynchroAZの使用状況を考えるとあまり意味がありません。 解像度に関しては調整不能なので、ご自身の環境に合った方法をお試しください。