私がSynchroAZを作った理由

 みなさん、はじめまして。SynchroAZ開発者のタケイエナジーの代表取締役の武井です。今日は皆さんになぜSynchroAZを開発したのかを話したいと思います。

 意外に思われるかもしれませんが、もともと私は街の電器屋さんの2代目です。24歳で跡を継ぎ、31歳で家電店の社長になりました。社員数は10名です。家電量販店ではなく、街の電器屋さんとしては社員を抱えてそこそこ大きい方ですね。もちろん今も家電部門は経営をしています。私も40歳になる前までは冷蔵庫を運んだり、エアコンを付けたり、現場最前線で飛び回っておりました。40歳ころから再生可能エネルギーの普及が本格的に始まり、私の仕事は家電部門からエネルギー事業へとシフトしていったのですが、その時でも現場でユンボ(重機)を乗り回して大地と格闘していました。(このあたりの物語はまた後日。)再エネの事業をする中で太陽光発電システムの発電量をリアルタイム計測するいいものがなかったので自分で作成すると決めました。そこからIT事業が始まりました。

 最初は困難の連続でしたが(こちらも本がかけるほどです。たくさん書けます)、ひだまりeyesという製品化が完了して、今でも1000名以上のユーザー様に使っていただいております。ここでITの知見が得られました。

 このような経験を踏まえた中で、特に、家電店、太陽光発電システムの現場工事を行う中で現場の状況を伝えたり、やり取りを記録できたらなぁと切に思っていました。

 携帯だと言葉しか伝わらない。しかも片手が塞がる。スマホになり、画像も送れるようになったけど、一方通行的。両手がフリーで双方向性のリアルタイムな情報のやり取り。圧倒的な情報量。そんな夢の仕組みが作れたらなぁというは漠然と胸の中にあったんです。ただ今から思えば 圧倒的な欲望というか言語化ができていなかったんだと思う。

 そんな中、ふとしたきっかけで、このような現場が喜ぶ商品が僕だけではなく、日本の中小企業の経営者がみんな欲しがっているということがわかりました。

 それは地元中小企業仲間の楽しい飲み会の時でした。同じどしくらいの仲間と話すと言ったら、会社経営の話や、人の雇用の話です。そんな下地もあってふと

「スマートグラスつけて、現場とリアル会議するシステム作ろうと思うけど、どう思う?」

最初はみんな頭の上に???だらけでしたが、

「ドラゴンボールのスカウターみたいなやつで 漫画に出てくるようなテレビ会議のやつ」

と言ったらあーそれいい!って一言で伝わりました。ザ・昭和なオジサン世代あるあるです。

(特に男子にとってはいつまでの少年の心があるというか、純粋にスマートグラスつけて仕事するの「格好いい」って思って開発したのは内緒の話です。)

話を深堀りしていくと、中小企業の経営者アルアルの話で盛り上がりすぎました。

1 慢性的な人手不足
2 ベテラン社員に仕事が集中
3 若手社員の定着率の低下
4 ノウハウが属人的(頭の中にあるだけ)
5 何度も現場と会社の往復の非効率なやり取り

あー、よかった!うちだけじゃないんだと内心ほっと(笑)したのを覚えています。

話はどんどん盛り上がり、ふと冷静に考えた時、あれ、これってスマートグラスがすべて解決してくれるじゃん!と確信し、自分がほしいのもあったのですが、一緒にいる経営者の仲間たちのためにも、ひいては日本のものづくりの復活のためにも(話が大きい)作るぞって決心した次第でございます。

話が長くなるので続きはまた後日。

下記では過去に行ったwebセミナー動画を用意しております。是非ご覧になってください。