シンクロアイズってどうやってできてるの?【ソフトの決断ストーリー】

  • シンクロアイズはどうやって構成されているの?

  • ソフトはどんなシステムを使っているの?

こういった疑問に答えます。

 

✓本記事の内容
  1. シンクロアイズの主構成

  2. ソフトを決めるときの重要な2つのポイント

  3. まとめ
  4. 武井社長の結論

今回はシンクロアイズを構成する「ソフト」と「ハード」の【ソフト】について解説します。

 

1.シンクロアイズの主構成

シンクロアイズは主に【ソフト:ビデオ会議システム】と【ハード:スマートグラス】に分かれています。

前回は【ハード:ビデオ会議システム】のVUZIXのM400について解説してきました。
【ハード:ビデオ会議システム】のVUZIXのM400についての記事はこちら↓

 

今回は【ソフト:ビデオ会議システム】のZOOMについて解説していきます。

 

2.ソフトを決めるときの重要な2つのポイント

重要ポイント

①規模感

②仕様

これら2つを深堀りして解説していきます。

 

①規模感

SynchroAZを設計するに当たって、一番最初に考えることは誰がいつどれくらい使うかということです。別の言い方をすれば規模感ですね。規模感では「同時にシステムを利用する人数」「同時に会議に参加できる人数」を重要視する必要があります。

 

スマートグラスは遠隔操作支援のため、現場と本部をつなぐ役割をします。
実際に遠隔操作で現場に指示するときに、指示を出す人が地方各地にいたとしたら【現場:1人】対【本部:1人】では会議が成立しません。

これに対して【現場:1人】対【本部:5人】の場合は、この問題が解決できます。

また、利用者は当たり前ですが、利用者の都合で会議をはじめます。たまたま5つの会社が同じ時間に会議をすることは十分ありえます。

サービス提供者である私はすべての可能性を否定せずに、プロダクトを設計する必要があります。

ある意味、いちばん大事な幹の部分ですね。ここを軽視すると全てが破綻します。

 

このようにサービスとして世の中にリリースしていくときに、自分たちが活用しやすいようにシステムを選択するのではなく、顧客目線に立つことでこのような規模感に目を向けて【ソフト:ビデオ会議システム】を選択する必要があります。

 

②その規模感を満たすための仕様

今回のウェブ会議システムの仕様には2種類の仕様があります。

仕様の種類

1.独自技術

2.web技術(WebRTC)

これら2つを深堀りして解説していきます。

 

1.独自技術

独自技術は例えば「ZOOM」のような仕組みのことを言います。

 

仕組みとしては、サービス提供者側がサーバーを用意して、利用者側がサーバーにビデオを送信し、オンラインで会議が成立します。

 

メリット
利用者側のPCの負担が少ないです。

各利用者は自分のビデオ(映像と音声)をサーバーにアップしているだけです。他者の規模感とかは考慮する必要がありません。

 

デメリット
サーバー側の負担が大きいことです。(利用者側のデメリットではなく、サービス側のデメリットです)

おのおのの利用者がアップしたビデオをサーバー側で合成するため、サーバー側の負担が大きいことになります。

そのため、サーバーを強力にすることで同時に会議に参加できる人数を増やすことができます。

言い換えるとサーバーを増強するなどしないと人数を増やしたりすることは出来ません。

 

2.web技術(WebRTC)

web技術(WebRTC)はwebブラウザをベースに考えられた仕様であり、「slack」「google meet」などが該当します。

slackがコチラ↓

 

Google Meetがコチラ↓

仕組みとしては、利用者は会議に参加する相手ごとに個別にビデオを送信・受信します。ブラウザベースの技術であることが分かると思います。

 

メリット
サーバー側の負荷がほとんどないため、同時利用者数は多くできます。

 

デメリット

一方で、利用者間でビデオを交換するため、利用者のPCの負担が大きくなります。これはPC5~6台が限界です。

様々なネットワーク環境下で動作するPC間でビデオを交換させるのは困難です。(個別の使用者の環境に依存するので不具合の可能性が無限にあり、また特定するのが困難)

3.まとめ

 

1.独自技術

結論として、技術的・資金的・永続的に維持するためのハードルが高いです(超大企業のみ)

独自技術を用いるには、自社でサーバーを持ち、そのサーバーを管理しながら増強しないといけません。
これには莫大なリソース(資産)がかかると予測できます。

 

2.web技術(WebRTC)

結論として、オープンソースでもあり、技術的・資金的にも可能です。

 

しかしこのサービスを提要するときには、相手側(ユーザー側)に求めるものが大きくなります。相手のスマホ・PCのステータスはこちらがどうにかできる問題ではありません。

そのため、誰もが利用できるサービスとは言い難いですよね。

 

4.武井社長が出した結論

結論
独自技術を提供している会社に直接依頼して動画エンジンを提供してもらい、それを活用しよう。

 

独自技術は最高だが、自社開発は厳しいです。
web技術であれば開発できるが「大規模では厳しい」「ユーザーの環境に依存する」ということが考えられます。

 

僕が開発するときに絶対に譲れない技術・開発理念として4つあります。

【シンプル】【分かりやすい】【信頼性がある】【安心感がある】

この【絶対に譲れない技術・開発理念】の視点で「仕様」について考えてみると
web技術(WebRTC)は、信頼感や安心感が欠如していると感じるため、web技術(WebRTC)は選択肢から外しました。

そこで、僕が最終的に出した結論として、最初にも言ったように、
【独自技術を提供している会社に直接依頼して動画エンジンを提供してもらい、それを活用しよう。】にという事になりました。

さらに、独自技術をベースに弊社独自の機能を追加して、徹底的にユーザー目線を実現しよう。ということです。大企業の安定性とピンポイントでユーザーの気持ちを理解して徹底的に寄り添う。これを貫けるのは中小企業の社長の想いのほかなりません。

言葉は悪いですが、ユーザーのために徹底的にいいとこ取りを目指しました。

理由

①システム開発に「金銭的リソース・人的リソース・技術的リソース」を割く必要がない。その分、しっかり利用料を支払う。

②動画エンジン部分のメンテナンスに頭を悩ませる必要がない。

③上場している大手に頼めば安心。

 

このように【ソフト:ビデオ会議システム】に関しては、独自技術を提供している会社に直接依頼して動画エンジンを提供してもらい、それを活用する事になりました。

 

5.次回について

次回は、独自技術を提供している大手の会社のどこを選んだのか?
また、どのように選択し、どのように先方と名もなき企業が契約を結べたのか?

その【ソフト:ビデオ会議システム】は実際に大手企業の中でもどこを選んだのか?について解説していきます。