シンクロアイズのスマートグラスはWi-Fi環境さえあれば、画質も良く、遅延などもほとんど無い状態で快適に使用する事ができます。
しかし、問題は障害物があり電波が途切れてしまうこと・・・。
それを改善する為に、電波が届かない時の為の中継システムについてご説明致します。
中継システムとは
インターネットからの電波を受けるモバイルルーター(もしくは携帯のテザリング)とスマートグラスをつなぐ際に障害物(建物の壁、階数が違うなど)がある事で電波が通りづらい事があります。
そんな時にバケツリレーのように中継器を置くことで電波を繋いでいくシステムの事です。
Deco シリーズを用いた中継システム
通常スマートグラスをご契約頂いた際、本体、ヘルメットクリップ、ケーブルなどをセットでお渡ししますが、このセット以外で必要になる製品を紹介致します。
〇使用する製品紹介
【FS030W専用クレードル】
弊社では、モバイルルーターも一緒にご契約頂くとFS030Wのモバイルルーターを準備し、設定まで完了した状態でお渡しします。
そのモバイルルーター専用のスタンド型接続装置の事をクレードルといいます。
※LAN端子が必要な為、クレードルが必要となります。
【Deco M5】
AC1300 メッシュWi-Fiユニット
Wi-Fiの届く範囲を広げ、広範囲をカバーできる製品(基本3つで1つのセットでご注文頂けます。)
【Deco X50】
AX3000 メッシュWi-Fi6システム
こちらがメインのシステムになりますので、以降は設置の方法などをご案内します。
中継システムの設置方法
簡単な設置図は下記になります。
弊社ではスマートグラス、モバイルルーター、Decoを繋げる設定をしてからお渡しさせて頂きます。
※モバイルバッテリーと合わせる事でコンセントが無い場所でもご使用いただけます。
【手元に届いてから設置して頂く方法】
①ルーターを専用クレードルに設置しタイプBの充電器でコンセントに繋げ起動させます。(起動:ルーター前面にあるボタンを長押し)
※この時、ルーターの接続に時間がかかる場合がありますので必ず「LTE」「4G」といった表示が出るまで待って下さい。
②ルーターと親機をLANケーブルで繋げます。
③親機は付属のケーブルでコンセントに繋げます。
※この時、コンセントに挿してすぐは親機の中央にある光は「黄色」です。約1分経つと「赤」に変わります。ここから約30秒で「緑」になります。緑になったら接続完了。
④親機の接続が確認できたら子機1,2もコンセントに挿してください。親機と同様に黄色から緑になるまで待ちます。
ここまでで準備は完了です。
⑤zoom会議を始める際(スマートグラスの電源が入るタイミング)にはルーターから一番離れた場所でかつ、子機2に一番近い距離で開始してください。
※スマートグラスは電波の強いところに自動で繋がりますが、DecoM5は全て同じ電波という考え方なので、切り替わる際に電波が途切れる事はありません。
但し、ルーターの接続からDecoM5へ接続が切り替わる場合は電波が途切れる事があります。
電波の届く範囲
・目安は障害物が無い状態で20m、壁などの障害物があると5~10m程度です。
・下記図の様な円形の形で設置すると途切れづらくなります。
・また、有線で繋げばルーターからの距離が遠くなっても子機1台につき上記の距離で電波が届きます。
さらに広範囲の場合のご案内
通常契約される時点では親機1台、子機2台の3台セットでお送りします。
こちらは子機であれば台数を増やす事ができますので広い範囲でご使用される場合はご検討ください。確実なのは有線で繋ぐ事です。
さいごに
最後までご拝読いただき有り難うございました。
シンクロアイズはご使用頂いた方のご意見を参考にさせて頂きながら、より良い製品をご提供できるよう努めてまいります。
また、興味のある方、ご質問のある方、お気軽にお問い合わせください。